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2015.9.14 コラム一覧に戻る
第52回 全国証券問題研究会 京都大会
【第52回 全国証券問題研究会 京都大会】
                                           弁護士 内橋一郎

1.9月4日、5日、岡崎にある、「みやこめっせ」で、第52回全国証券問題研究会京都大会が開催された。
 全国証券問題研究会は、証券問題を一般顧客側で取り扱う弁護士の研究会で、今回の参加者は約200名。全国証券問題研究会は、平成3年に結成され、その後、年に2回(当初は3回)、全国各地で、研究会を開催し、その成果を、裁判や立法に反映させてきた。
 今回の京都大会から、神戸の研究会が現在の執行部を担当し、僕がその代表をしていることから、プログラムの企画から講演者との講演の交渉等の大会運営を神戸研究会が受け持って行った。従前は東京横浜、大阪の大都市部の研究会が執行部を担当してきたが、神戸のような中規模研究会が担当するのは、以前には4年前に京都研究会が担当したことある位だ。
 神戸研究会としては、第1回目となる大会は、2年間、大会運営の経験のある京都研究会の助けてもらうことが必要と考え、京都で開催することにした。実際、京都研究会の弁護士には、いろんなことを教えてもらい、助けてもらい、大会を無事終えることができた。

2.大会1日目午前が入門講座だが、前半が大阪の松田弁護士が実務的なノウハウについて、後半は東京の桜井弁護士が仕組債の海外事情について、講演された。名称は入門講座となっているものの、かなりレベルの高いものである。
 午後は、地元京都の副会長の挨拶、代表のぼくの基調報告のあと、大学教授から、デリバティブ・仕組債の時価評価問題について、次いで、金融実務の世界で活躍されている金融実務家の方から、実務を踏まえた講演をして頂いた。
 そしてその後、大御所の三木弁護士をコーディネーターとし、大学教授、金融実務家の方、研究会の四番バッターともいうべき田端弁護士をパネリストとする、パネルディスカッションを行った。コーディネーター、パネリストともに素晴らしく、実に内容のあるディスカッションであったと思う。1日目の最後は、福岡で、仕組債問題で勝訴判決を得られた弁護士の判例報告で第1日目を終えた。
 2日目は、MRI事件、マドフ事件といった国際的事件の報告、適合性原則に関する最判平成17年7月14日の研究発表、そして各地の判決・和解報告、次回予定の決定等の議事を経て、大会の幕を閉じた。
 いろいろと評価はあるだろうが、神戸研究会の担当した第1回目の全国研究会としては、まずまず成功の部類ではないかと思っている。今大会は、神戸からの発表者がなかったのが残念ではあるが、こういった大会運営の実績を積んで、神戸研究会も成長していくと思う。

3.次回は3月11日、12日に浜松で開催される。
 1つの大会が終われば次の大会に向けての準備に入らなくてはならない。
 浜松大会も、ぜひとも、内容の充実した大会にしたいと思う。
                                                    

以上

弁護士内橋一郎
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