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2015.10.09 コラム一覧に戻る
ワイン会
ワイン会
                         
                                          弁護士内橋一郎

1.  ワインが好きで、あるワイン会に入っている。
 そのワイン会がこの9月で、35周年を迎えた。
 1980年9月にスタートし、2015年の9月まで、毎月1回、35年間、ワイン会を続けている。1か月1回、1年に12回だから、35年間で420回。35周年だと、421回になる。
 421ヶ月、毎月、続いているワイン会など、日本中探しても、う〜ん、そうはないだろう。
 世話人をしている方達の努力には、本当に頭が下がる。
 その間には、世間ではいろんな問題があった。阪神大震災もあった。
 でも、その翌月には、いつものように、ワイン会が開催された。
 世間には、目が飛び出すような、すごいワインを提供しているワイン会もあるが、まあ大概、1~2年もすれば、すたれていく例が多いなか、35周年、420回というのは、驚異的である。 

2.  ぼくが、そのワイン会に入会させてもらったのは、1991年11月。当時、新参者もぼくでも、丸24年になる。今年の11月からは、25年目に入る。
 どうして、こんなにも長きにわたり、ワイン会が続いているのだろうか。
 さきに、世話人の方達の努力がいちばんだが、やはりメンバーがいいからだと思う。メンバーの人柄がいいからだと思う。
 なかには、関西有数のワインコレクターの方も何人もおられるが、そんなことを自慢すること等微塵もなく、他のメンバーと一緒に、楽しく、会話しておられる。
 総じて、みんな心に余裕があり、自分が自分が、というところがない。
 職業は、いろいろで、またそれもいい。同業者ばかりだと、どうしても仕事の話になることがあるが、多業種のあつまりなので、そんなことにはならない。
 月1回のワイン会のほかに、幹事会と称して集まって飲んだり、たまには、スペシャルなワインの会もある。
 でも、やはり、一緒にどんなメンバーと飲み、何を話題に楽しんだかという方が、楽しみは大きい。

3.   ぼくがワインを最初にワインを好きになったのは、学生時代で、自宅にドイツワインがたくさんあったので、それを飲み始めたのが、はじまりだ。わからないまま、ラインガウだ、モーゼルだといって、飲んでいた。
 次いで、興味を持ったのは、ボルドーの赤。1980年半ば~後半頃だろうか。
 当時は、ワインに関する本も少なく、どういう風にして飲んだら、いいのかわからなかったので、メドックの60(61)シャトーの5級から順に飲んでいった。とはいっても、手に入らないものがあるので、それは飛ばして、上のクラスを飲むというやり方だ。
 1990年代に入った頃、あるレストランで、出されたワインに興味を持ち、こんなワインはあまり見かけないが、どこにいったら手に入るのかと聞いたところ、播州の酒屋さんを教えてくれた。
それからしばらくあって、その酒屋さんに行ってみた。
その酒屋さんが、このワイン会の世話人で、ワイン会に来ないかと声をかけてくれた。1991年の春~夏頃だ。
そしてそのワイン会にはじめていったのが、先に書いたとおり、1991年11月だった。

4.  それから、25年近くたつので、メンバーもすこしずつ、入れ替わっていった。新参者だったぼくも、いまでは古いメンバーの1人と紹介されるようなった。
 このワイン会の原点が播州なので、神戸での開催は年に4~5回。ワイン会入会のことは、姫路での開催の会にも出席していたが、いまは、神戸で開催される会に参加する位だ。
 今は、ブルゴーニュが好きだし、新世界のワインにも面白いが、先般の、35周年で、ボルドーのすこし熟成したワインが出た。カベルネソービニオン主体のスタイリッシュなスタイルのワインで、最初の香りは、針葉樹のような、すこしツンとするが、スワーリングをし、時間が経つうちに、熟成したボルドーの甘い香りがするようになった。
久々にボルドーもいいなと思った。

5.  もうぼくも、年齢だけをみれば、十分に熟成した年月を過ごしてきた。
 しかし、それに見合う、熟成を得たのだろうか。
 若いワインには若いワインのよさもあるし、最近は若飲みスタイルが流行っているが、熟成したワインには熟成したワイン格別のものがある。
 ぼくも、ワインのようにはいかないが、年相応に熟成した味が出せればと、思ったりもする。
                                  

以上

弁護士内橋一郎
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