★ 問題への対処 相談にこられた方には、「長い間、我慢を重ねてきたのに、うまく行かなかった」と苦しい経過を話される人が少なくありません。その経過は、実際、胸が痛むことが多いものです。しかし「我慢する」という対処は、彼/彼女を悩ませている問題には何の作用も加えることがないので、問題自体は存続し、事態は変わらず、彼/彼女の悩みは続きます。 困ったときは、立ち止まって考えましょう。 a 自分が困っていることの何が問題か、その原因は何か。 b 事態がこのまま改善する可能性はあるか、見極めのための猶予をいつまでにするか。 c 問題を解決するために、自分が取り除いたり変更できる要素は何か、解決に進むことで失うものがあるか。 d 解決に向けて取り組むとしてその時期はいつか、その時期にすることでどんな利益と不利益があるか。 e 現状を変更するとして、その優先順位はどうか。 のことを考慮して、問題への対処を決断していきましょう。