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2013.8.12 コラム一覧に戻る
夏本番
夏本番
                                        内 橋 一 郎

 立秋も過ぎたが、このところ、猛烈な暑さが続いている。立秋の後の暑さを残暑というらしいが、この暑さ、まだまだ続きそうだ。
 さて、高校野球の夏の甲子園が始まった。兵庫県からは西脇工業高校が出場する。駅伝では名門校だが、野球では初出場だ。西脇にルーツがあるぼくとしては嬉しい限りだ。

 むかし野球が大好きだった。好きになったきっかけはむろん長嶋茂雄さんだ。僕たちの世代はみんな長嶋さんのファンだった。(大きな声では言えないかが)当時ぼくはジャイアンツファンだった。小学生の4年生か5年生の頃だったろうか、はじめて阪神巨人戦のナイターの試合に甲子園に連れて行ってもらった。ゲーム前、長嶋さんがベンチから出て来て、目の前でキャッチボールを始めた時は感動した。カルテル光線もまぶしくきれいだった。
長嶋さんが現役でプレーしている時は野球をずっと見続けていた。長嶋さんの引退試合は後楽園球場のレフトスタンドに陣取った。長嶋さんの最後のホームランがぼくの席の近くに飛んできた時はキャッチしようと手を出した。長嶋さんが監督をしていた時も応援していた。だから、長嶋さんがジャイアンツの監督を解任された昭和55年、「もう野球なんか見るもんか」と思った。

サザン(オールスターズ)に、「栄光の男」という歌がある。栄光の男というのは長嶋さんのことだが、歌い出しは長嶋さんの引退式を見つめていた(であろう)、当時の桑田圭裕さんの思いから始まる。
「ハンカチを振り振り あの人が引退(さる)のを 立ち食い蕎麦屋のテレビが映してた しらけた人生で生まれて初めて 割り箸を持つ手の手が震えた」と。
桑田さんもぼくとほぼ同じ世代だ。長嶋さんに憧れた世代なのだろう。国民栄誉賞の式典で、長嶋さんが、松井秀喜さんの投げるボールを本気で打とうとしていた姿に心打たれることがあったのかもしれない。
そういえば、長嶋さんに国民栄誉賞を授与した安倍首相も同世代だ。

伊藤蘭さん、(亡くなった)田中好子さんも同世代だ。彼女らは歌手(キャンディーズ)引退後、女優になった。
田中さんが出演した作品の中では「黒い雨」がいちばん印象に残っている。広島への原爆投下によって被爆した女性のストーリーだ。今村昌平監督の名作の1つだと思う。また伊藤蘭さんは、この夏、映画「少年H」でHの母役で出演するらしい。神戸出身舞台美術家妹尾河童さんの戦時下の思い出を綴った小説が映画化された。降旗康雄監督の作品だ。キャンディーズ出身の2人が戦争をテーマにした映画に出演するのも何かの縁なのだろうか。

いま、時代は変ろうとしている。いや、変えようとする人たちがいる。安倍首相もその一人だ。
しかし、変えることがいいことであるのかどうかは、よくよく考えなければならないことだと思う。サザンの桑田さんは「ピースとハイライト」というメッセージソングを発表した。法律家のぼくにはなにができるのだろうか。

さて夏本番。世間はお盆休みだ。
甲子園の高校野球を横目で眺めつつ、そのことを考えてみたいと思う。
                                                  以 上

以上

弁護士内橋一郎
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