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2011.1.17 コラム一覧に戻る
2011年のはじめに
◇  「2010年日本でいちばん胃が痛かった男」の見出しの付いた胃薬の広告を見た。誰か思って見ると、南アW杯で日本代表を監督として率いた岡田武史さんだ。
一国の期待を一身に担って代表チームを率いる監督のプレッシャーとストレスは我々の想像を超えるものがあるのだろう。2010年日本でいちばん胃の痛かった男という表現はそのとおりかもしれない。
◇  岡田さんにはなにかと親近感を持っていた。それは、僕が岡田さんとほぼ同じ世代であるし、かつて僕が岡田さんによく似ていたということもあった。かつてというのは1998年の仏W杯の前後の頃で、人からもよく言われたし、自分でも似てると思った。今はというと、なぜか似ていない。
そんなこともあり、岡田さんには親しみを持っていたので、2010年になってからの日本代表の不振とマスコミの批判はすこし辛かった。
◇  岡田さんはW杯の直前になってそれまでの戦術を変えたが、この戦術変更に対する批判も多かった。迷走という言い方もされていた。
しかし、W杯で日本代表がベスト16に進んだことで、岡田さんの評価は一変し、戦術変更は英断とたたえられた。中には「ただものではなかった!」と持ち上げたマスコミもあったほどだ。「ただものではない」のはあなた達の方ではないかと毒づきたくもなるが、結果を出せば評価がかわるのはある意味当然かもしれない。
◇  プロというのは結果が求められる。結果を出してこそプロだとの言い方もできるだろう。
岡田さんはチームや選手の状態、対戦相手を考え、W杯の直前であったが、戦術変更を決断した。結果を出すために、現在の状況の中でどうするのかが最善かをゼロベースで考え、今までのやり方とは違う戦術を選んだ。その決断にいたるまでには相当な熟慮と、そして覚悟があったにちがいない。
このような熟慮と覚悟があったからこそ、W杯で結果を出せたとも言えるし、また仮に結果が出なかったとしても(相手のあることだから、そういうこともあるだろう)、岡田さんはそのこと(戦術変更)自体を悔いたりはしなかったのではないだろうか。
◇  弁護士という職業も結果を出すことが求められるが、やはり大事なことは、与えられた状況のなかで、何が最善かを考え、ベストを尽くすことだと思う。
さて年が明け、2011年がスタートする。
今年も、よりよき結果を得るために、どうするのがいいのかをじっくりと考え、ベストを尽く、1年間頑張っていきたいと考えています。
                               以 上
(内橋  一郎)
               
 

以上

弁護士内橋一郎
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